インプラント周囲炎とは？治療後のケアが大切な理由

インプラントは多くの方が選ぶ治療法ですが、治療後のケアを怠ると「インプラント周囲炎」という炎症が起こることがあります。

インプラント周囲炎の原因と症状、治療方法は？

歯ぐきの腫れ・出血・違和感から始まり、放置するとインプラントを支える骨が徐々に吸収され、最悪の場合は脱落につながることもあります。

GDHインプラントオフィス札幌では、インプラントを長く快適に使っていただくために、治療後のメインテナンスと早期の炎症対策を非常に重視しています。

その一環として、より安全で精密なケアを行えるよう、最新レーザー機器 「アドベールSH（Er:YAGレーザー）」 を導入しました。

「インプラントに優しい」レーザー治療

アドベールSHのレーザーは、水分を含む歯石や細菌にだけ反応する特性があります。

そのため、インプラント本体（チタン）には反応しにくく、余計な熱やダメージを与えにくい安全性の高い治療が可能です。

• 歯ぐきへの刺激が少ない
• 痛みが出にくい
• 深いポケットや凹凸部分の汚れにもアプローチ
• 従来の器具で届きにくい部分も精密にケア

「レーザーは痛そう」というイメージとは異なり、むしろ負担が少ない「やさしい治療」です。

インプラント治療に適している理由：多彩なチップで「不要な接触」を防ぐ

インプラントは天然の歯とは構造が異なり、ねじ山の溝、アバットメントの段差、深いポケットなど、汚れがつきやすい場所が複雑です。

人によって付着位置も異なるため、ひとつの器具では十分に清掃できません。

そこで重要になるのが、アドベールSHの “多彩なチップ” です。

• 細い隙間 → 細径チップ
• インプラント側面 → 広がりのあるチップ
• 深いポケット → 長径チップ
• 凹凸の多いねじ山 → 拡散照射のチップ

このように、部位ごとに最適なチップを使い分けることで、必要な場所にだけレーザーを届けられ、効率的かつ精密な清掃が可能となります。

さらに、インプラント表面は骨と結合するため粗造加工されています。一度傷つくと細菌が付着しやすく、元に戻すこともできません。

だからこそ、「不要な接触を避けながら治療する」＝インプラントを守ることにつながります。

アドベールSHのチップ使い分けは、この安全性を高めるために不可欠です。

歯周病治療・予防ケアにも活躍するレーザー治療

インプラント治療だけでなく、天然歯の歯周病治療にも応用できる多機能なレーザーです。

歯周病は細菌による慢性的な炎症が中心となる病気のため、細菌の除去や炎症のコントロールが治療の要となります。レーザーはその両方に効果を発揮します。

レーザー光は、水分や細菌に反応して汚れを分解・蒸散させる性質があり、歯ぐきの炎症をやさしく抑え、歯周ポケット内の細菌を効率よく減らすことができます。

また、処置中の刺激を抑えられる点や、治療後の痛み・腫れが出にくい点も大きなメリットです。

さらに、歯周病治療が終わった後のメインテナンスにおいてもレーザーは非常に有効です。

通常の器具では届きにくい深い部分の細菌もレーザーで減らしやすく、「なんとなく腫れやすい」「出血しやすい」といった早期の炎症をコントロールできるため、再発予防にもつながります。

歯周病は気づかないうちに進行する病気ですが、レーザーを活用したメインテナンスによって、健康な状態を維持しやすくなり、インプラントを含めたお口全体の長期安定にも大きく貢献します。

小さな変化こそインプラントを守る大切なサインです

「最近すこし腫れる」「出血がある」「しばらく診てもらっていない」

こうした小さな変化が、インプラント周囲炎の早期サインであることも珍しくありません。

早い段階で対応することで、インプラントの寿命を守り、より良い状態を長く維持することができます。

札幌でインプラント治療を検討されている方、すでにインプラントをお使いの方も、気になることがあればどうぞお気軽に GDHインプラントオフィス札幌へご相談ください。

患者さまの大切なインプラントを、これからも丁寧にお守りいたします。

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