オールオン4の材料の違いとは?セラミック・ハイブリッド・レジンの特徴を歯科医師が解説|GDHインプラントオフィス札幌
オールオン4を検討している方の中には、
「オールオン4はどんな材料でできているの?」
「セラミックとハイブリッドは何が違うの?」
「費用の違いは材料によるの?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実はオールオン4は、使用する材料によって見た目や耐久性、噛み心地、メンテナンスのしやすさが大きく変わります。
費用だけを基準に選んでしまうと、「思ったより摩耗が早かった」「見た目が気になる」といった後悔につながることもあります。
この記事では、歯科医師の視点からオールオン4の材料の種類や特徴、材料選びで大切なポイントについてわかりやすく解説します。
動画でも解説していますので、動画もぜひチェックしてみてください。
1. オールオン4とはどんな治療?
オールオン4とは、4本のインプラントで片顎すべての歯を支えるインプラント治療です。
通常のインプラント治療では、歯を失った部分ごとにインプラントを埋入します。
一方、オールオン4では最小4本のインプラントで人工歯を固定するため、歯がほとんど残っていない場合でも治療が可能です。
多くの場合、手術当日に仮歯を装着できるため、短期間で噛める歯を回復できるという特徴があります。
関連ページ:オールオン4について
2. オールオン4の構造

オールオン4は大きく分けて、次のような構造でできています。
まず顎の骨に埋め込む人工歯根がインプラントです。
インプラントには主にチタン合金が使用されており、生体との適合性が高い材料として広く使われています。
次にインプラント体と人工歯をつなぐ部品がアバットメントです。
こちらもチタンやジルコニアなどの材料が使用されます。
その上に人工歯を支える骨格となるフレームがあり、チタン合金やコバルトクロム、ジルコニアなどが使われます。
そして、実際に見える歯の部分が上部構造(人工歯)です。
オールオン4の材料の違いは、この人工歯の部分によって大きく変わります。
3. オールオン4の材料は主に3種類
オールオン4の人工歯の材料には、主に次の3種類があります。
・アクリリックレジン
・ハイブリッドレジン
・セラミック(ジルコニア)
それぞれ見た目や耐久性、費用が異なります。
アクリリックレジンの材料の特徴
アクリリックレジンは、オールオン4の材料の中でも比較的費用を抑えられる材料です。
入れ歯にも使用される材料で、軽く加工しやすいという特徴があります。
ただし、摩耗しやすく、長期間使用すると徐々に削れてくることがあります。
また着色もしやすいため、見た目の変化が起こる可能性もあります。
そのため、長期的には修理や交換が必要になるケースもあります。
ハイブリッドレジンの材料の特徴
ハイブリッドレジンは、レジンとセラミックを組み合わせた材料で、見た目と耐久性のバランスが良い材料です。
自然な見た目に仕上がりやすく、噛み心地も良いという特徴があります。
天然歯と同じように少しずつ摩耗するため、噛み合わせに対しても優しい材料です。
ただし長期間使用すると摩耗が起こるため、メンテナンスや修理が必要になることがあります。また若干の着色が起こる場合もあります。
セラミック(ジルコニア)の材料の特徴
セラミックは、オールオン4の材料の中でも最も審美性と耐久性に優れた材料です。
透明感があり、天然歯に近い美しさが再現できるため、見た目を重視する方に選ばれることが多い材料です。
また汚れが付きにくく、変色もしにくいため、長期間きれいな状態を維持しやすいという特徴があります。
ただし非常に硬い材料であるため、噛み合わせによっては噛んだときの音が気になる場合があります。
また強い咬合力がかかる場合には、破損のリスクを考慮する必要があります。
そのため、患者さまの噛み合わせや顎の状態に合わせて材料を選ぶことが大切です。
オールオン4の材料選びで大切なポイント
オールオン4の材料を選ぶ際には、費用だけで判断しないことが大切です。
材料によって、
・見た目の美しさ
・耐久性
・噛み心地
・メンテナンス頻度
が大きく変わります。
特にオールオン4は長期間使用する治療であるため、長期的な視点で材料を選ぶことが重要です。
耐久性という点ではジルコニアが優れていますが、噛み合わせや生活スタイルによってはアクリリックレジンやハイブリッドレジンの方が適している場合もあります。
そのため、歯科医師と相談しながら、自分に合った材料を選ぶことが大切です。
まとめ
オールオン4は上部構造の材料によって見た目や耐久性、メンテナンスの頻度が変わるため、費用だけでなく長期的な視点で選ぶことが重要です。
オールオン4をご検討の方は、材料の違いについてもしっかり理解した上で、歯科医師と相談しながら治療を進めることをおすすめします。




