60代男性のオールオン4ザイゴマインプラントの症例
遠方からお越しの60代男性のオールオン4ザイゴマインプラントの症例をご紹介します。
歯医者さんは25年ぶりくらいの受診。入れ歯はご自身で接着剤などを使って修理して使っていたそうです。
今のままだときちんとした食事ができず、いよいよ限界と感じて、遠方からGDHインプラントオフィス札幌に来院されました。
検査
パノラマレントゲン写真です。上顎は全ての歯がなく、下顎も奥歯が欠損している状態です。
入れ歯を装着した状態での正面観写真。
入れ歯はご自身で直しながら使っていたようですが、市販の接着剤は歯科医院が使用するようなお口専用の接着剤ではありませんので強度も弱く、人体にも有害です。
合わない入れ歯は口内炎のもとですし、全身の不調にもつながります。
ご自身で直すことがその後の歯科での修理に支障が出る場合もありますので、入れ歯が欠けたり割れたりなどのトラブルが起きた際には、できる限り早く歯科を受診してくださいね。
顔貌を様々な角度から分析。
お顔や口元のバランス、歯並びの調和などを矯正歯科学や審美歯科学の客観的な基準に基づいて、分析していきます。
この分析をもとにGDHインプラントオフィス札幌では外科医と補綴医でチーム医療を行なっています。それぞれの専門領域に特化できることでより質の高い医療をお届けすることを目指しています。
もちろん、理想的な数値(基準値)が全ての患者様にとって満足いくとは限りませんので、患者様のご要望を聞きながら、最終的な人工歯を作成していきます。
手術
光造形モデルによる埋入シミュレーションを行い、インプラント埋入手術を行いました。
上顎は、左側が前方も後方にも骨がほとんどない為、ザイゴマインプラントを2本埋入。また、右側の後方も骨がないためザイゴマインプラントを1本埋入しました。
手術後直ちに、予め用意しておいたプロビジョナルレストレーション(仮歯)を固定することで即時荷重を行い、患者様は手術した当日に固定された歯でご帰宅頂きました。
その後、6ヶ月後に上顎、下顎ともに最終補綴物をセットし全ての治療を終えました。
治療前は笑った時に下の歯しか見えませんでしたが、治療を終えられて上の歯がしっかり見えるようになりました。
キレイな白い歯になって印象が全然変わりますね。
執刀医である院長とのツーショット。
とても素敵な口元になってこちらも嬉しいです。