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CASE

インプラント/オールオン4
インプラント/オールオン4 オールオン4

40代男性のオールオン4ザイゴマインプラントの症例

札幌市外からお越しの40代男性のオールオン4ザイゴマインプラントの症例をご紹介します。

本症例については、YouTubeの動画でも概要をご紹介しています。

流れを簡単に確認したい方は、こちらもあわせてご覧ください。

初診の診査診断

口腔内分析

初診時のパノラマX線写真と口腔内写真です。

かなりボロボロの状態で来院されました。

入れ歯を使うと味がしなく食事が美味しく無くなるから嫌だという理由で10年以上入れ歯も使われていませんでした。

顔貌分析

かなり体格がガッチリしている患者さまで、もともとの咬合力も強いかたです。

さらに、噛み合わせが反対咬合(下顎のほうが上顎よりも前にでている状態)となっています。

反対咬合のかたは奥歯にかかるリスクが非常に高い状態です。

ただでさえ咬合力が強く、噛み合わせ的にも力のリスクが高い状態なので、こうしたことも歯を失ってしまった要因だと推測されます。

このまま単純にインプラントをしても噛み合わせが同じような状態だと、力のリスクは変わりませんので、インプラントがダメになってしまうなど、治療後もトラブルが起こる可能性が高いです。

また、下顎を後方に下げたほうが審美的にも向上します。

そのため、上下顎ともにオールオン4を行うことで、下顎を上顎よりも後方にくるような正常な噛み合わせ再構築することにしました。

治療計画

上顎右側のインプラント埋入計画

上顎の右側後方の歯槽骨がほとんどなく、このままだとインプラントを埋入することができません。

骨造成を行うにしても札幌の多くの歯医者さんでもなかなかここまで骨がないと断る歯医者さんも多いと思います。

GDHインプラントオフィス札幌ではこうした骨がないという理由でインプラントを断られた患者様のためのザイゴマインプラントを行っています。

こちらの患者様は上顎洞に炎症が見られたので、炎症が治ってから上顎の右側後方にザイゴマインプラントを埋入することになりました。

また、咬合力の負担が大きいと予測されたため、さらに後方へテリゴイドインプラントを追加で埋入することになりました。

テリゴイドインプラントとは

テリゴイドインプラントとは、上顎の奥に位置する蝶形骨の一部「翼状突起」に固定する特殊なインプラント治療です。

通常のインプラントよりも後方から上部構造を支えることができるため、強い噛む力がかかる方でも安定性高めることが可能になります。

奥からしっかりと支える設計にすることで、過度な力によるトラブルを軽減し、インプラントをより長期的に維持できることが期待できます。

上顎右側治療計画

まとめると上顎右側のインプラント埋入計画はこのような形になります。

上顎左側のインプラント埋入計画

上顎の左側後方も同様に歯槽骨が不足しているため、ザイゴマインプラントを適用。

右側と同じくテリゴイドにも埋入したかったのですが骨がほとんどないため、テリゴイドインプラントではなく、ワイド・ショートインプラントで対応することになりました。

上顎左側ワイドショートインプラント

ワイド・ショートインプラントは、顎の骨の高さや幅が限られている場合に、骨造成を行わずにインプラント治療を行うことを目的とした方法です。

通常のインプラントよりも

直径が太く(ワイド)
長さが短い(ショート)

という形状をしており、少ない骨量でも噛む力を分散できるよう設計されています。

インプラント手術後

術後オルソ2

計画通りに上顎はオールオン4ザイゴマインプラント、下顎はオールオン4による手術を行いました。

さらに上顎の右側にテリゴイドインプラント、左側にワイド・ショートインプラントを追加することで安定性が高まりました。

インプラントは怖いというかたも多いですが、手術は静脈内鎮静法のもとで行いますのでご安心ください。

オールオン4は手術した当日に取り外し不要の仮歯を装着してご帰宅できることが最大のメリットです。

ただ、こちらの患者様のように骨が非常に少ないとサイナスリフトなどの骨造成を行う必要があるため、その日のうちに仮歯を装着することができなく、6ヶ月〜1年近く入れ歯を使用して頂くことになります。

ザイゴマインプラントを利用することで骨造成を行う必要がなくなり、手術したその日に仮歯を装着できます。

上顎右側後方に埋入したザイゴマインプラントテリゴイドインプラント

上顎左側後方に埋入したザイゴマインプラントワイド・ショートインプラント

このインプラントのおかげで当日に仮歯を装着することができ、これから好きなものを美味しく食べられるようになります。

プロビジョナルレストレーション(治癒期間)

最終補綴物までに使用する仮歯のことを「プロビジョナルレストレーション」と呼びます。

一般的に手術後から仮歯で過ごす期間は3〜6ヶ月程度なのですが、こちらの患者様は非常に咬合力が強く、もともと反対咬合の状態を正常な位置にまで戻しましたので、顎関節への負担を考慮して、仮歯の期間をかなり長くとりました。

セカンドプロビジョナル(2つ目の仮歯)を作成して、噛み合わせ、見た目、顎関節への負担などのバランスを整えながら、最終的な上部構造に近い形に仕上げていきます。

顎の位置がかなり変わりました。

通常だと骨切りしてから歯列矯正を行うのが一般的ですが、オールオン4を活用して噛み合わせを再構築するほうが身体的にも、時間的にも、経済的にもご負担を軽減することができます。

もちろん、オールオン4は反対咬合の治療というわけではありませんので、今のお口の状態がオールオン4の対象かどうか、顎関節への負担はどうかなどを考慮したうえで治療方法をご提案させて頂きます。

最終補綴物

当院のオールオン4では、セカンドプロビジョナル(最終形態に近い仮歯)で噛み合わせや見た目、清掃性などを十分に確認した後、その形態をもとにファイナル(最終的な歯)を製作します。

まず、セカンドプロビジョナルを口腔内スキャナーでデジタルスキャンし、そのデータをもとに最終補綴物を設計・製作します。

さらにフェイススキャンを使用することで、顔貌とのバランスや歯の見え方をデジタル上で確認しながら歯の配列を行い、より自然で調和の取れた仕上がりを目指します。

設計が完了した後は、CAD/CAMシステムを用いてミリングマシンで削り出しを行い、高精度な補綴物を製作します。

上部構造のデジタルワークフロー

補綴物の材料について

最終補綴物にはいくつかの材料の選択肢があります。

ジルコニアで製作する場合は、材料自体の強度が非常に高いため、フレームを使用しなくても十分な耐久性を確保することができます。

一方、アクリリックレジンハイブリッドレジンの場合は、ジルコニアほどの強度がないため、補綴物の内部にチタン製のフレームを組み込み、構造を補強します。

デジタル技術による精度の高い補綴

当院では、どの材料を選択した場合でも、基本的にデジタル技術を活用して精度の高い補綴物を製作しています。

セカンドプロビジョナルで確認した形態や噛み合わせの情報を正確にデジタル化し、そのデータをもとに設計・加工することで、機能性と審美性の両方を考慮した最終補綴物の製作を行っています。

完成

最終補綴物を装着しました。

お口が変わるだけでかなり見た目の印象も変わりますね。「堅あげポテトが食べれるようになった!」と言って下さりました。

家族や友人と同じものを味わって食べられるということはとても素敵なことです。

お口でお悩みのかたはお気軽に私たちにご相談ください。

症例紹介ページバナー2

インプラント/オールオン4の症例

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