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インプラント
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奥歯のインプラント治療のメリットとデメリットについて解説

GDHインプラントオフィス札幌では年間1,000本以上のインプラントを埋入していますので、たくさんのインプラント相談を受けてきました。

そのなかで審美的な理由で「前歯はインプラントしたいけど、奥歯は見えないからいいかな」という患者様は少なくありません。

もちろん事故などによる外傷などで前歯だけ失ってしまった場合は前歯にだけインプラントを埋入すればいいのですが、実は前歯を失ってしまった患者様のほとんどが奥歯も失っている、もしくはなんらかの不具合を持っており長期的な予後が見込めないというケースが多いのです。

そのような場合、お口全体の長期的な予後と機能を考えると奥歯のほうがとても重要で、実は奥歯にこそインプラントをしたほうがいいです。

この記事では奥歯のインプラント治療のメリットと奥歯が悪いと前歯も悪くなっていく理由についてご紹介します。

1.奥歯のインプラントのメリット

虫歯や歯周病などが原因で奥歯を失った場合、治療法としてはインプラントがおすすめです。なぜ、奥歯をインプラントにした方が良いのでしょうか?奥歯をインプラントにするメリットとしては以下のようなものがあります。

メリット①「入れ歯のような違和感や痛みがない」

患者様のかみ合わせの形にぴったりと入れ歯が合っていないと違和感を感じることがあります。入れ歯を装着すると歯茎に当たっている状態になりますので、食べ物を噛んだとき、少し入れ歯がずれることで痛みを感じる方も少なくありません。

また、入れ歯は使用していくうちにバネが緩んだり、歯の部分がすり減ったりと劣化していくので、何度も修理したり作り直したりする必要があります。

それに対し、人工の歯根を埋め込むインプラントは入れ歯で感じるような違和感や痛みはなく、自分の歯のように使うことができます。

メリット②「ブリッジのように隣の歯を削らなくてすむ」

失った歯の両隣の歯が問題なければ、ブリッジという選択肢も出てきます。しかし、ブリッジはいわゆる被せ物のため、両隣の天然の歯を削って被せる必要があります。

また、ブリッジは「残っている2本の歯で失った歯の分(3本分)の力を支える」という形になりますので、両隣の歯に大きな力の負担がかかってしまいます。

入れ歯と違ってブリッジは固定されるので、取り外しが不要です。そのため、少なくとも3本分の歯が繋がることになりますので、歯ブラシだけでなく専用のフロスを使わないと虫歯や歯周病になりやすくなってしまうというデメリットもあります。

メリット③「食べ物をしっかり噛める」

インプラントは患者様のあごの骨に人工の歯根を作る治療法であり、安定性が非常に高いです。部分入れ歯は保険・自費によって使い心地に差はありますが、どちらもインプラントほどの安定性はありません。

奥歯をインプラントにすることで食べ物をしっかり噛むことができ、食事を心から楽しめるようになります。

メリット④「発音(発声)しやすくなる」

奥歯がないとそこから息がもれてしまい、「キ」「シ」「チ」など母音のイ段の発音がしにくくなることがあります。部分入れ歯で奥歯を補うことはできますが、入れ歯のバネや入れ歯がズレてしまって発音に支障がでることも多いです。

インプラントは人工の歯根を埋め込む治療法のため、入れ歯のようにズレたり外れる心配がありません。

しっかりとあごの骨に固定されるインプラントであれば発音もしやすくなり、歯がない方が会話中に感じる不快感やストレスも解消されます。

メリット⑤「骨吸収が少ない」

入れ歯やブリッジはあごの骨に刺激が伝わりにくく、骨吸収が起きやすいです。インプラントは人工の歯根を作るため食べ物を噛んだときにしっかりとあごの骨に刺激が伝わるようになります。刺激を受けることで骨吸収が抑えられ、あごの骨がやせたり顔の輪郭が変わってしまう不具合を防ぐ効果を期待できます。

メリット⑥「かみ合わせのバランスが整う」

奥歯はかみ合わせ全体の高さを決める重要な役割をもっています。入れ歯やブリッジは骨吸収が起きやすいため、使っているうちにだんだんかみ合わせの高さが乱れてくるようになるほか、定期的な調整と作り直しが必要になります。

インプラントは入れ歯やブリッジと比べて骨吸収が少ないため、かみ合わせのバランスが崩れにくいです。また、奥歯を安定性の高いインプラントにすることでかみ合わせ全体のバランスがととのいます。

メリット⑦「身体全体のバランスが整う」

歯並びやかみ合わせに合わない入れ歯やブリッジを使っていると、無意識に入れ歯やブリッジがない側の歯を使って食べ物をかむようになります。すると、あごの筋肉、ひいては身体全体のバランスが崩れて背骨までゆがんでしまうなど、身体のバランスに悪影響をおよぼすことがあります。

その結果、肩こりや頭痛などの原因になってしまっていることがあります。

奥歯を安定性の高いインプラントにすれば入れ歯やブリッジで感じるような不安定さはなくなり、すべての歯を使って食べ物をかむことが可能です。すべての歯をしっかり使うことで身体全体のバランスが整う効果を期待できます。

実際に奥歯をインプラントすることで、噛み合わせが安定したためか、肩こりがなくなったという患者様の声も聞きます。

2.実際に奥歯に2本インプラントを埋入された患者様

実際に奥歯に2本インプラントを埋入された患者様の症例をご紹介します。

術前パノラマレントゲン写真

右下の奥歯に痛みを感じられて来院されました。右下の奥歯のブリッジの土台となっていた7番目の歯の虫歯がかなり進行していたため抜かないといけない状態でした。

術前口腔内写真

患者様はもともと入れ歯が嫌だったため左上の奥歯の歯がないところも、抜歯した後そのまま放置していました。左側では噛めないぶん、右側に負担がかかったことも今回の右下の奥歯がダメになってしまった原因のひとつかもしれません。

入れ歯をしたくないという気持ちがあったため、今回は意を決して左上と右下の奥歯に2本ずつインプラント治療を行うことになりました。

術後口腔内写真

※治療内容:インプラント(4本)+ジルコニアセラミックス(4本)
※治療総額:1,600,000円(税込)
※インプラントは保険適応外です。
※治療後の口腔管理が不適切な場合、埋入したインプラント周囲に感染・炎症を起こし、脱落する可能性があります。

インプラント治療をしてから4年以上経過していますが、全く問題ありません。上部構造はセラミックのなかでも最も強度の高いジルコニアを使用していますので奥歯でも摩耗することもなく、プラークも付着しにくいため非常に経過が良好です。

インプラントの寿命ですが、喫煙もインプラントに悪影響を与えますので、禁煙して頂いたり、必要に応じてマウスピースを使って頂いたり、ホームケアの徹底や歯科医院での定期的な受診など、患者様にも守って頂かないといけないことはありますが、しっかりメンテナンスを行えば、一生持たせることも可能です。

3.奥歯はどこまで?

そもそも奥歯はどこから奥歯と言うのでしょうか?

小臼歯と大臼歯

奥歯ですが一般的には前歯から数えて4番目より後ろの歯が臼歯(きゅうし)と呼ばれる奥歯です。

4番目と5番目の歯は小臼歯(しょうきゅうし)と呼ばれ、6番目、7番目、8番目の歯は大臼歯(だいきゅうし)と呼ばれています。

その名前のとおり、臼(うす)のような形をしていることからこの名がつけられました。奥歯は食べ物を噛んだりすりつぶすことに優れており、奥歯がないとしっかりと食べ物を噛めなくなります。

第一大臼歯

第一大臼歯は上下左右の各位置に並んでいる奥歯の中でも、もっとも前側にある奥歯です。食べ物を噛む際に特に重要な役割をはたしており、噛む力はすべての歯の中でもいちばん強いです。また、第一大臼歯はかみ合わせの高さを決める大事な歯でもあります。

前歯から数えて6番目にある第一大臼歯が一番大切な歯といっても過言ではありません。

第二大臼歯

第二大臼歯は第一大臼歯と第三大臼歯のあいだにある奥歯で、12歳前後で生えてきます。第二大臼歯は正常に生えてこないケースがままあり、斜めになって生えてきたり第一大臼歯にぶつかる形で生えてくることもあるなど、意外とトラブルの多い歯です。

第三大臼歯

第三大臼歯は一般的に親知らずと呼ばれる奥歯で、すべての歯の中でももっとも奥側に位置しています。第三大臼歯は第二大臼歯以上にトラブルの多い歯であり、斜めに生えてくる、歯の一部しか歯ぐきの外にでない、歯ぐきの中に埋まったまま生えてこない、などのケースも珍しくありません。最近では親知らず自体がない人も増えていますが、親知らずが存在しない原因についてはまだはっきりとした理由はわかっていません。

4.奥歯の重要性

「奥歯は見えないから抜いたままでいいや」と放置していまう方は少なくありません。

「歯医者さんに行かないと…」と思いながらも、まだ反対側で噛めるからといった理由でそのままにしてしまっている方もいらっしゃいます。

見た目に関わるので奥歯よりも前歯の治療を優先されたい患者様のお気持ちもわかります。

しかし、奥歯はたくさんの重要な役割をもっています。

ものを噛む、すりつぶす

奥歯は食べ物を噛んだりすりつぶすのにかかせない役割をもっています。奥歯がなくなると、食べ物をすりつぶすことが難しくなるため、食事に支障がでたり、しっかり噛めなくなるため、食べ物の消化や吸収にも悪影響をあたえてしまいます。

噛めなくなると食生活も偏ってしまったり、丸飲み、早食いによる内臓への負担やメタボリックシンドローム(生活習慣病)に繋がってしまいがちです。

歯並びや噛み合わせ、顔の形(輪郭)の形成

顔貌の変化

奥歯は歯並びやかみ合わせの高さを決める役割をもっています。奥歯がなくなった状態を放置すると歯並びが乱れてくるほか、奥歯がないことであごの骨に吸収が起きてしまい、顔の形(輪郭)が変わることもあります。

発音(発声)

奥歯がなくなるとその部分から息がもれてしまい、「キ」「シ」「チ」など母音のイ段の発音がしにくくなることがあります。

記憶力

昨今、TVや本で、噛むことが認知症予防に繋がると言われていますが、奥歯がなくなると脳へ伝わる刺激が減り、記憶力の低下に影響がでるという研究結果もあります。

瞬発力

奥歯は一瞬で力をだす瞬発力にも深く関係しています。特に重い物をもちあげるときやスポーツ時には奥歯を噛みしめることで全身の力をうまく発揮できるようになるため、奥歯がないと十分に力をだせなくなることがあります。

5.奥歯が悪いと前歯も悪くなる

奥歯はいいから、前歯だけ治療して欲しいという患者様も少なくありません。しかし、奥歯を治療せずに前歯だけ治療しても、また前歯が悪くなってしまいます。

奥歯が失われると前歯にも悪影響がでてきます

奥歯は歯並びを決める重要な歯です。家に例えるなら奥歯は「歯並び全体を支える大黒柱、屋台骨」の役割をはたす歯でもあります。奥歯が1本でも失われると、歯並び全体が乱れてくるほか、前歯の状態にも悪影響がでてきます。

奥歯を失って上下の前歯が前後に傾くケース

前歯に力の負担がかかる

奥歯はかみ合わせを決める歯であり、奥歯にかかる歯は想像以上に大きなものになります。

奥歯が失われた状態を放置していると奥歯を中心に支えていたかみ合わせの力が前歯にかかってしまいます。

よくあるケースだと、下の前歯が上の前歯を突き上げるような力がかかってしまい、上の前歯が出っ歯のようにどんどん前側に傾いてしまったり、前歯の差し歯が取れてしまったり、折れてしまったりする患者様は少なくありません。

奥歯を失って歯並びが乱れるケース

放置リスク

失われた歯の隣の歯や上下反対の歯は、抜けた歯の隙間を埋めるように動いていき、歯並び全体が乱れてきます。

6.歯を抜いたあとの治療の選択肢

奥歯に限らず、歯を抜いたあとの治療の方法は大きく分けて「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」の3つの方法があります。

「ブリッジ」や「入れ歯」は一部保険が適用されますので方法がありますので、ほぼ全ての歯科医院で行なっている一般的な治療です。

一方、インプラントは外科手術のため、専門的な技術が必要となりますので、医院によっては診療科目としてインプラントを行なっていないところも多いです。

「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」それぞれの違いや特徴をまとめたものです。

ブリッジ・入れ歯・インプラント
メリットデメリット
入れ歯・治療期間が比較的短い
・残っている歯の位置や本数に関係なく作ることができる
・取り外して清掃することができる
・天然の歯と比べると噛みにくい、話しにくい
・違和感がある
・バネをかける歯に負担がかかる
・取り外せるため、ずれたり、外れたりしてしまう
・何度も修理したり、作り直したりする必要がある
ブリッジ・治療期間が比較的短い
・天然の歯と変わらないくらい噛める
・取り外しする必要がない
・両隣の天然の歯を削らないといけない
・取り外せないため清掃性が悪くなり、土台となる歯が虫歯や歯周病になりやすい
・残っている歯の位置、本数によってはブリッジができない
インプラント・天然の歯と同じくらい噛める、話せる
・他の歯を削ったり、負担をかけずにすむ
・外科治療が必要となる
・インプラントが受けられない人がいる
・治療期間が比較的長い
入れ歯・ブリッジ・インプラントの比較

よく、ブリッジや入れ歯は保険適用と言われますが、ブリッジや入れ歯にも素材によって保険が適用されるものから自費診療まで、種類が様々あります。

保険適用自費診療
入れ歯プラスチックと金属のバネで作られた入れ歯金属床の入れ歯、金属のバネを使わない入れ歯
ブリッジ金属(銀歯)で作られたブリッジオールセラミックで作られたブリッジ
インプラント一般的には適用なし基本的に全て自費診療
入れ歯・ブリッジ・インプラントの保険適用となる素材

7.インプラントの注意点

奥歯に限らず、インプラント治療そのものの注意点についてご説明します。

術者の技術に左右される

歯科医師の腕前に左右されるのはインプラントだけでなく、歯科治療すべてに言えることですが特にインプラント治療は外科手術のため術者の技術、経験に左右されます。

外科手術は経験が全てです。腕がいい歯医者さんかどうか、信頼できる先生かどうかを見分けるポイントのひとつは「症例数です。

インプラント周囲炎

インプラント後も歯磨きなどのホームケアなどのメンテナンスを怠ると、インプラントも歯周病のようにインプラント周囲の歯茎が炎症して腫れてしまいます。最悪、インプラントを支える骨が感染してインプラントも脱落(抜け落ちる)することがあります。

そうならないためにもインプラントの治療後も定期的なメンテナンスは大切です。

「インプラントは治療した後も定期的に歯医者い通わないといけない」と仰る患者様がいますが、インプラントに限らず、入れ歯やブリッジでも同様に定期的に歯医者に通う必要があります。

インプラントは外科手術のため受けられない人もいます

全身疾患などの病気をお持ちのかたはインプラントの手術が適用されない場合もあります。

一概に病気だからインプラントが出来ないというわけではなく、例えば、糖尿病の場合は数値が高すぎていたり、安定していない場合はかかりつけ医と連携して、数値をしっかりコントロールできればインプラントを受けることが可能です。

入れ歯やブリッジに比べると治療期間が長くなる

入れ歯やブリッジに比べると治療期間が長くなります。

インプラントはチタン製のインプラント体(フィクスチャー)を歯槽骨(顎の骨)に埋入します。埋入されたインプラントと骨とがしっかりと結合した後、アバットメントを装着し、その上に被せ物を装着するという治療の流れです。

インプラントと骨とが結合するまで、上顎だと約6ヶ月、下顎だと約3ヶ月ほど治癒期間としてかかります。通院回数は月に1回程度ですが、入れ歯やブリッジに比べると治療期間が長くなってしまいますので、転勤や引越しなど予定されているかたはそうしたことも含めて歯科医院と相談して治療計画を考える必要があります。

8.奥歯のインプラントの注意点

次に奥歯にインプラントを埋入することの注意点についてご説明します。奥歯は骨が薄かったり、大きな神経があるため、奥歯のインプラントは難しいと言われます。

上顎の奥歯の場合、骨量が足りないときは骨造成が必要になることがある

上顎は下顎に比べて骨が薄く、さらに上顎の上部には空気の通り道である上顎洞という空間があるため、骨造成をせずにインプラント手術をしてしまうとインプラント体が顎の骨を突き破り上顎洞に達してしまうおそれがあるのです。

サイナスリフト・ソケットリフト

そうした場合は「サイナスリフト」や「ソケットリフト」などの骨造成(骨を増やす手術)の手術を別に行う必要になりますので、手術回数が増え、治療期間が長くなり、費用が高くなるといった注意点があります。

もちろん、すべてのケースにおいて骨造成が必要ではなく、上顎の骨に十分な厚みと高さがあれば骨造成は必要ありません。

患者様の骨質、インプラントを埋入する角度やインプラント体の長さなど、複合的に診断して骨造成せずにインプラントが受けられることもあります。

下顎の奥歯の場合、下歯槽管(大きな神経)があるため注意が必要

下顎の奥歯にインプラント手術を行う場合は、下顎菅(下歯槽菅)という大きな神経や血管が通る管があるため、注意が必要です。下顎菅の中の神経を傷つけると口や舌の筋肉や感覚に麻痺が残ったり、血管を傷つけると思いがけぬ大きな出血を起こすこともあります。

下顎の奥歯にインプラント手術をする際は、事前に歯科用CTを使って神経や血管の位置を立体的に把握しておくことで手術時に発生するトラブルのリスクを軽減し、安全です。また、診察時に歯科医師がしっかりと診断することも重要です。

患者様にどのような治療法が適しているのかを的確に判断し、必要があれば骨移植などの補助手術を行います。

入れ歯を長く使っていると骨が痩せていく

歯を失ったところの顎の骨は歯茎と同じようにどんどん痩せていきます。特に下顎で入れ歯を長く使用されているかたは注意が必要です。

奥歯で噛みますので入れ歯による刺激によって奥歯の骨がどんどん痩せていってしまうのです。

「将来インプラントを考えよう」「入れ歯がダメになったら考えよう」と思われているかたは、いざインプラントを受けようと思った時に顎の骨が痩せて神経との距離が近くなり、手術が難しくなってしまう可能性があります。

そうなると骨造成などの追加の治療が必要となり治療にかかる費用も高くなってしまう恐れがあります。

9.必ずしも奥歯すべてにインプラントをする必要はない

もともと歯のあった位置に1本ずつインプラントする方法もあれば、インプラントでブリッジにすることで本数を減らすことも可能です。

インプラントブリッジ

もちろん、そうした場合はブリッジ同様に連結しているところは歯ブラシだけでなく専用のフロスなどで清掃してあげる必要はありますが、治療にかかる費用を抑えられます。

咀嚼(噛む)をするうえで一番噛む歯は前から6番目の第一大臼歯です。

本来、6番目と7番目にインプラントをするのが理想ですが、ご予算の都合上、1本だけしかできないという方には、6番目の位置にインプラントをしてあげることで、噛めるようになります。

10.【まとめ】

奥歯のインプラントをする際のポイントと治療時の注意点についてご紹介をさせていただきました。

前歯に比べると、奥歯の場合、治療を後回しにされてしまう患者様が多いですが、奥歯のトラブルはお口全体に影響を与えるため、結果的に治療費が高額になってしまうことが多いです。

一番避けたいのは、奥歯が原因でせっかく治療した前歯のインプラントがダメになってしまうことです。そうならないためにも私たちは前歯と奥歯が正しく機能しているかどうかを診断することを大切にしています。

奥歯はさまざまな役割をもつ大切な歯のひとつです。奥歯を失った場合は安定性の高いインプラントにすることで治療後の食生活や日常生活においてさまざまなメリットを期待できます。

奥歯の入れ歯やブリッジがかならずしもダメ、ということはありません。しかし、「奥歯1本程度だから」「そんな大げさなことをしなくても」という理由で奥歯の治療をせずにいると、歯並び全体、ひいては身体全体の健康に悪影響をおよぼすおそれがあります。

口腔内の状況だけでなく、患者様の要望やご予算も考慮して、最適なインプラント治療をご提案させて頂きますので、インプラント治療を検討、お悩みの方は、ぜひ、GDHインプラントオフィス札幌にご相談ください。

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