口の中を噛んでしまうのはなぜ?原因・症状・対処法を歯科医が徹底解説|頬の内側を繰り返し噛む方へ
「また口の中を噛んでしまった…」「同じところを何度も噛んで傷ができる」
そのようなお悩みありませんか?
実は、ストレスや「うっかり」だけが原因ではありません。
歯が欠けたり抜けたりしたまま放置している・噛み合わせの高さが低くなっている・入れ歯が合っていないなど、口の中の機能的な問題が関係していることが多くあります。
頬の内側をちぎるように噛んでしまう、噛むたびにしみる、口内炎が繰り返す…。
こうした症状は、日常生活をつらくするだけでなく、放置するとさらに悪化してしまうケースもあります。
この記事では、
- なぜ口の中を噛んでしまうのか
- 噛みやすいときに起こる症状の理由
- セルフケアや対処法
- インプラント治療・矯正治療が必要になるケース
について、歯科医師の視点からわかりやすく解説します。
口内を繰り返し噛んでしまう方、頬や舌に傷ができやすい方は、ぜひ本記事を参考にして、改善への第一歩にお役立てください。
目次
ストレス・緊張が原因で噛むケース

ストレスや緊張状態になると、無意識に食いしばりや噛みしめの癖が強くなり、
頬の内側や唇を噛みやすい状態が続きます。
こんな場面で噛みやすい
- 仕事中に緊張しているとき
- 寝ている間(24時間のうち、夜間が最も多い)
- 普段の生活で「集中している時」
- 毎日の運動や家事で力が入りやすい時
強い噛みしめは、頬の内側の部分的な刺激となり、同じ場所を繰り返し噛む原因となります。
対策
- 深呼吸・リラックス
- 舌の位置を正しくキープ
- 就寝時のマウスピース(ナイトガード)
- 緊張のコントロール(カウンセリングも有効)
ストレスとの関係は意外と多いため、軽視できません。
親知らずが生えてきた影響で噛むケース

親知らずが「中途半端に生え」てきている時期に、頬を噛みやすい」「奥の方を噛んで腫れる」と相談される患者さんも多くいます。
親知らずと頬の関係
- 横向きに生える → 内側を噛む
- 歯茎の炎症 → 腫れ → 噛みやすくなる
- 上下のバランスが崩れる
- 噛む軌道が変化する
親知らずが倒れて前の歯を押すと、歯並びに影響を与える可能性もあります。
対処法
- 親知らずの位置をレントゲンで確認
- 炎症がある場合は抗生剤・洗浄
- 必要に応じて抜歯
親知らずが原因の咬傷(咬舌・咬頬)は、年齢に関係なく起こります。
歯が欠けたり抜けたりして噛み合わせが崩れている

歯が欠けたり抜けた部分を放置すると、
周囲の歯が移動し、上下の噛み合わせが大きくズレることがあります。
起こりやすい影響
- 頬の内側を傷つけやすい
- 舌を噛む
- 食べ物が当たる
- 炎症(口内炎)が治りにくい
- あごの筋肉が疲れやすくなる
歯が抜けた後の変化は、想像以上にお口の健康へ影響を与えます。
治療(適切な方法)
- 詰め物・被せ物の再治療
- インプラント(しっかり噛めるメリットあり)
- ブリッジ
- 入れ歯
場合によっては、審美歯科的改善も行えます。
噛み合わせの高さが合っていない(高さが低くなっている)
噛み合わせの高さが低いと、噛む時に頬の内側へ巻き込みやすくなります。
原因
- 食いしばり
- 歯ぎしり
- 歯のすり減り
- 古い被せ物の高さ不良
- 虫歯や歯周病
- 体調不良による姿勢変化
- 肥満による下顎の動きの変化
治療
- 高さを戻す補綴治療
- インプラントで噛み合わせ再構築
- 矯正治療
- マウスピース(ナイトガード)
上下の噛み合わせバランスは、想像以上に重要です。
入れ歯が合っていない(形・高さ・動きの問題)

入れ歯を使用しているかたは、入れ歯の高さや形が合わない場合も、頬の内側や舌を噛んでしまう大きな原因です。
よくある問題
- ガタつく
- 高さが低い
- 歯茎に合っていない
- 食べる時に浮き上がる
- 毎日ネバネバを感じる
口の中を噛むと起こるトラブル
放置するとさまざまなトラブルを増やします。
- 口内炎
- 腫れ
- 出血
- 炎症
- しみる
- 食べ物をうまく食べられない
- 顎関節症のリスク上昇
毎日続く痛みは生活の質を下げ、患者さん自身のストレスにもつながります。
歯科医院で可能な治療(専門的な診療)
GDHインプラントオフィス札幌では、以下の診療が可能です。
- インプラント治療
- 矯正歯科治療
- 口腔外科的処置
- 噛み合わせ精密診断
- 詰め物・被せ物の再製作
- 定期検診・予防歯科
患者さん一人ひとりに適した治療をスタッフが丁寧に案内します。
口の中を噛む症状は、ストレス・噛み合わせ・親知らず・入れ歯・生活習慣など、さまざまな理由で起こります。また、複数の理由が重なって起こることが多いです。
久しく歯医者さんに行ってないなというかたは、もしかしたらお口のトラブルのサインかもしれません。ぜひこれをきっかけに歯科医院で診てもらいましょう。


