放置すると危険?インプラント周囲炎で起こるリスクと予防法|GDHインプラントオフィス札幌|北海道・札幌
インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に炎症が起こり、気づかないうちに骨が失われてしまうことがあるトラブルです。
特に初期は自覚症状が少なく、「違和感はあるけど様子を見てしまう」というケースも少なくありません。
この記事では、インプラント周囲炎の見逃しやすいサインや進行した場合のリスク、実際の症例、そしてインプラントを長く保つための予防のポイントについて解説します。
また、動画でもわかりやすく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
目次
インプラント周囲炎はなぜ怖い?気づかず進行する理由
インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に炎症が起こり、骨が溶けてしまう病気です。天然歯でいう歯周病にあたります。
特に注意が必要なのは、初期にほとんど症状がないことです。
違和感があっても「少し様子を見よう」と放置してしまい、気づいたときには骨が大きく失われているケースも少なくありません。
その結果、インプラントがぐらついたり、最終的には抜け落ちてしまうこともあります。
こんな症状は要注意|見逃しやすいサイン
インプラント周囲炎では、以下のような症状が見られることがあります。
- 歯ぐきの腫れや出血
- 口臭が気になる
- なんとなく違和感がある
- 歯ぐきが下がってきた
- インプラントがグラつく
ただし、これらの症状がほとんど出ないまま進行することも多いため、自己判断は危険です。
インプラント周囲炎の原因や治療方法について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
実際にあった重度の症例
当院に来院された患者様の中には、「違和感がある」「臭いが気になる」といった軽い症状から受診され、検査の結果、すでに重度のインプラント周囲炎が進行していたケースもあります。

この症例では、
- インプラント周囲の骨が大きく溶けている
- ネジ部分が露出している
- 歯石が大量に付着している
という状態で、残念ながらインプラントの保存は難しく、撤去が必要となりました。
その後、顎の骨が少ない状態でも対応可能なザイゴマインプラントにより再治療を行い、機能面・見た目ともに回復することができました。
インプラント周囲炎を防ぐために大切なこと
インプラントを長く維持するためには、予防が最も重要です。
正しいブラッシング(特に夜)
日々のセルフケアの中でも、特に重要なのが就寝前のブラッシングです。ただし、自己流では磨き残しが出やすいため、正しい方法を習得することが大切です。
歯科医院でのプロケア
歯科医院では、磨き残しのチェックや正しいブラッシング指導を受けることができます。自分では見えない部分まで、専門的にケアできるのが大きな違いです。
PMTCによる徹底クリーニング
専用の機器を使用したクリーニング(PMTC)では、歯やインプラントの表面を滑沢にし、汚れの付着を防ぎます。美容室でのメンテナンスのような感覚で、定期的に受けていただくことが理想的です。
メンテナンス頻度の目安
一般的には3ヶ月に1回の定期メンテナンスが推奨されます。ただし、状態によっては1ヶ月ごとのチェックが必要な場合もあります。
特に重要なのは最初の期間です。
- 最初の1年
- その後3年
- 5年、10年
この期間をしっかり管理できるかどうかが、インプラントの寿命に大きく影響します。
インプラントを長持ちさせるために
インプラント周囲炎は、早期発見・予防が非常に重要なトラブルです。
「痛みがないから大丈夫」ではなく、違和感の段階でチェックすることが大切です。
インプラントを長く安心して使い続けるためにも、定期的なメンテナンスと正しいケアを心がけましょう。
当院では、インプラントの状態チェックやメンテナンスも行っております。
少しでも気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
この記事の監修者

GDHインプラントオフィス札幌 院長
越前谷 澄典 SUMINORI ECHIZENYA
北海道医療大学歯学部卒業後、口腔インプラント治療を中心に研鑽を積み、現在は 医療法人社団スマイルオフィス 理事長、GDHインプラントオフィス札幌 院長を務める。
オールオン4やザイゴマインプラントなど、骨量が少ない難症例にも対応しており、北海道内外から多数の患者が来院している。
世界的なザイゴマインプラントネットワーク「ZAGA Centers」に所属し、国内外の歯科医師への技術指導や講演活動にも従事。機能性だけでなく、審美性・長期安定性・患者様のQOL向上を重視した治療を追求している。
<所属・資格>
・ZAGA Centers 所属
・日本口腔インプラント学会 認定医演多数
<YouTubeチャンネル>
Dr. 越前谷【歯は時なり】




